ヨットって? その2 いい風だったぁ~

海と空の間にポツンと白い帆

遠くからみるといかにもおおらかでのんびりしています

一度は乗ってみたいと思われる方も多いでしょうね

風はおだやか ヨットはやわらかさを感じるほどの乗り心地

ずっとこのままだとうっかりまどろんでしまうような気持ちよさ

波枕ってこんな感じでしょうか

でもそのままの風でいてくれる可能性はわずかです

ほら、白波がポツポツ(風速7~8m/s)

この白波出始め風域は、まだヨットに慣れてないとちょっと手強い

大きいクルーザーはバラスト(錘・・・おもり)で安定を保てますが、小型のディンギーにはついていません

乗ってる人がバラストです

フラットにして安定して走るのに体を大きく使わねばなりません

ヨットに限らず船はみんなある程度のスピードで走っているから安定します

だいぶ形態は違いますが、自転車はある程度スピードがないとバランス取れないですよね

それといっしょで、軽量小型ヨットは走ってないと安定しません

どうやってスピードをキープまたはアップして安定した状態にもっていくのか

まず走り出したら針路を5秒間、けして変えないでください

これでヨットは少しおちつきます

そうしたら今度はセールを引き込んで傾きを体でつぶして下さい

ほら、もうスピード上がって安定したでしょう

簡単に書きましたが、この体で傾きをつぶす動作、慣れていないととっさに出てきません

不安定な物の上で警戒した状態では、体を縮こめてしまいます

それとは反対動作、体を外側に伸ばせというのは警戒本能とは反対の動作です

リラックスしておちついた状態、または、こうやれば平気との確信を持てるだけの経験がないとなかなかできにくいでしょうね

この白波出始め風域、めずらしくなく、毎日でも吹いてくる風域です

ただ、この風域でのコントロールのコツはそんなにむずかしいものではありません

一度でも体を使って安定した状態を作れれば、もう感覚に沁み込みます

こうか!? そうかぁ! もう鬼に金棒です

白波目立つ材木座

向かい風と後ろ風、それにリーチングの横風ライン、どれがよかったですか?

ぜんぶ、いいですねぇ!

この風域、どの走りも天国です

小型、軽量でバラストが無い

だからこそ、体の動きで思いどおりのバランスコントロール

これ、理想のセイリングです

ヨットって、おもしろさが原動力

どんどん広がるエンジョイエリア

この風域でのコントロールがわかると、10m/sまで通用します

いい風だったぁ~!みなさん、同じご感想



 

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