ブーム・・・ちょうどデッキに座った人の顔の高さにあるんです
タッキングでも頭にぶつける人はいますが、スピードダウンするのでブームもゆっくり動きます
また、タッキングの時はブームを引き寄せていますので、動く範囲もたいしたことはありません
だからタッキングのときのブームパンチ、ダメージはそんなに大きくありません
ジャイブの場合は、後ろから風を受けて走っていますので、ブームを大きく横方向に出しています
だから反対方向から風を受けると180度近く反対側に移動します
タッキングのときより格段にブームの動きが大きくなります
その分安定を保つのが難しく、多くのビギナーの方にとってジャイブはひとつのハードルです
でも、後ろから風を受けて走っているとき（ランニングと言います）、ジャイブをしないでタッキングをしようとすれば、まず上ってアビーム、そしてクローズリーチからクローズホールド、タッキングが終わったら、またアビーム、さらに下してランニング
ジャイブしたら必ず沈、というような風域でなければ、遠回りはめんどくさい
よし！ジャイブだぁ！
ジャイブはタッキングとは反対、風下側からの方向転換
ティラーを上に切ってヨットを下に回していきます
セールが今までと反対側にふくらむと、ブームが顔面めがけて押し寄せるというか、接近してきます
そのブーム、見てれば避けられます
ブーム見てないと、スッコーン！
カタカナのような音がして、乗ってる人がうずくまっている・・・
ジャイブはブームを見ながらえぇ～い、とやってください
ブームパンチ、見ながら当たった人は100％いません
ジャイブは決まれば鮮やかです
最小限の操作と動作
風の受けは真後ろから
ブームはあまり大きく出し過ぎない
ティラーは大きく切り過ぎない
ブームを見ながら返るのを待つ
返ってきたらブームを避けて反対舷に
同時にティラーを逆に切る（当て舵と言います）
この当て舵でピタッとフラット
ジャイブの肝心所です
最後に確認、風の向き（後ろからかどうか）
ジャイブは躊躇が禁物
やる！と決めたらやりましょう
健闘を祈ります
ビー･ウインズ･セイリングクラブ
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