ヨットって? その7 ひっぱられる?


後ろから風を受けて走るヨット。

なぜ前に走っていくか、別に解説の必要はありませんよね。

でも、ヨットは風上側にも走って行けます。

ここで登場、揚力です。


揚力…出ましたね。

ヨットスクールの講義で必ず出てくるヤツです

これ、言葉での説明、ムズカシい。

セールの前方に当たった風がぁ、セールの裏と表に分かれてぇ、表と裏で風圧の差ができるでしょ、だからぁ風圧の低い裏側に引っ張られる力が働いてぇ、それがヨットを前進させるんだぁ!わかったね!

わかりませ~ん!と言える雰囲気を消し去る断定口調。

この揚力の説明に、スプーンの裏側を水道の蛇口から勢いよく出した水流に近づけ、水の流れに吸い込まれるスプーンをかざして、ほらぁ、これが揚力!

ますます謎は深まります。

 

揚力は言葉より感覚でとらえた方が、ぜんぜん、まったく、あまりにも、わかりやすいんです。

いいですか、ヨットって、押されて走るよりも引っ張られている方が圧倒的に気持ちいいんです。

揚力が生まれる瞬間、ヨットが初めてでもすぐに、はっきりわかります。

 

ヨットに乗って、セールを引き込んでみてください。少しヒールして走り出します。

そのままセールのフニャフニャが消えるまでセール引き込んでみてください。

風は前から、ヨットは波を切り裂いて、滑らかにそして嬉しそうに勝手に進んで行きます。

気持ちいいですよぉ、値千金、乗ってよかった!

でも、アレレ…セールは張ってるんだけど気持ちよくない。

セールで風を遮っちゃってるんです。ゆっくり上に回してみてください、ほら、ヒール!

ここですよぉ、揚力が生まれるからセールが風下側に引っ張られ、ヒールするんです。

これ以上上(かみ)に回すとフニャフニャになっちゃいまぁす、ここで回転止めましょう。

ほら、また天国。引っ張られてると気持ちいいんです。

 

揚力が生まれてるかどうか、どうぞ気持ちよさをセンサーになさってください。

気持ちよくなきゃヨットじゃない!

フニャフニャだったら下に行き、わからなくなったら上に行きましょう。

または、フニャフニャだったらセール引き込み、わからなくなったらセールを出してみましょう。

どこかでピッタリ合いますよ。

 

このセールが合ってるという感覚、初めてでも、見てるだけでもすぐわかります。

軽量小型ひとり乗り、わかり過ぎるかもしれません。

そのうちジャストコントロールから外れるとすぐに気がつき、即修正。

ほどなく予測の精度も百発百中。

 

ひっぱられるから気持ちいい。

揚力とは気持ちよさの元の元。

性能抜群の快適センサー、快適さがセイリングの羅針盤。

どこまでも行ってしまいたくなりません?

 

 

 

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